最短期間で合格を目指すには、割り切りも大切

FPの試験は、つねに新しい知識を問う国家試験の、代表格といえるでしょう。 試験センターが常に最新の業界動向をふまえて問題を改訂する理由は、FPの勉強を通じて学ぶ内容が、どれも私たちの身近な生活周りの事柄とリンクしているものばかりだからです。

たとえば、「リスク管理分野」で学ぶことの中心的なものに、生命保険や損害保険があります。 ご存じのとおりこうした金融商品は、そのサービス内容が年々激しく変化をしていきます。 そうした変化を網羅している試験内容をパスしたのでなければ、合格者は、ファイナンシャル・プランナーとして適切なサービスをお届けすることはできません。

このことが、試験で問われる内容と実務に必要な知識の間に大きな開きのある他の国家試験と、FP試験の大きく異なる理由なのです。 そのためFP試験は、何年も勉強を続け知識をふやすことができたからといって、そのぶん有利になるという試験ではありません。

できれば一発で合格を目指しましょう。 試験勉強に充てる期間の目安は6か月です。 勉強時間のトータルにつては一概にはいえませんが、私としては300時間程度が妥当ではないかと思います。

この目安に従いますと
300時間÷6(月数)÷25(日数)=2
つまり1日2時間程度の勉強を確保することで、勉強開始から半年で合格できることになります。 このような考え方で合格を勝ち取るためには、もちろん効率のよい勉強方法を見つけることが大切になります。

過去問題集やテキストの有効な使い方について後々ご説明していきます。 ここでは、具体的な勉強の話に入る前に、短期で合格を目指すためには"割り切り"も必要であることを述べておきたいと思います。

FPの試験内容はたしかに実務に直結したものばかりですが、出題範囲が非常に広いのです。 わずか6か月の勉強期間では、試験の6科目を深く理解することも、そもそも全体を網羅して勉強することもできないと思ってください。
そのため、分厚いテキストに時間を掛けて自己満足に浸っているよりも、「合格必要得点範囲」に絞り込んだテキストを使って、何度も繰り返し覚える勉強法の方が、確実に合格をものにできます。

試験に合格することだけを目標に勉強をすることが大切!
それでは勉強法の本題に入ります。まずは過去問題集の使い方を見てみましょう。